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microSDカードの規格表示の見方|SDXC・UHS・U3・V30・A1の意味

microSDカードのパッケージには、容量の規格(SDXCなど)、UHS、Class10、U1/U3、V30、A1/A2といった表示が並んでいます。それぞれ意味が違います。ポイントは、最大の転送速度ではなく、「最低これだけの速度で書き込める」という保証の表示(スピードクラス)を、機器が求める基準と見比べることです。

この記事では、バッファローの解説ページをもとに、microSDカードの規格表示の見方をまとめます。ドライブレコーダーやアクションカメラ、タブレットなど、機器によって求められる条件が違うため、使えるカードかどうかは、機器の取扱説明書の対応一覧で確認してください。

(確認元:バッファロー「【SD Expressとは?】SDカード/microSDカード規格の違い」(2025年の記載)。確認日:2026年10月27日)

サイズと容量の規格

  • SDカードには3種類のサイズ(標準のSD、miniSD、microSD)があり、現在は主に標準サイズとmicroSDが使われています。microSDは、スマートフォンやゲーム機など、多くの小型機器で使われているサイズです
  • 容量の範囲を示す規格は、SDHC(2GBを超え32GB以下)・SDXC(32GBを超え2TB以下)・SDUC(2TBを超え128TB以下)などがあります。パッケージのロゴで、ひと目で判断できます
  • 規格には下位互換性があります。上位の規格に対応したスロットなら、下位の規格のカードを認識できます。逆に、下位の規格にしか対応していないスロットでは、上位の規格のカードを認識できないことがあるため、注意が必要です(たとえば、SDHCまでの機器にSDXCのカードを入れる場合)

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バスの規格(UHSなど)と最大の転送速度

規格 最大の転送速度(バッファローの説明)
デフォルトスピード(SD1.0) 12.5MB/s
ハイスピード(SD2.0) 25MB/s
UHS-I 104MB/s。対応機器が多く、普及している
UHS-II 312MB/s。端子が2段になっている。UHS-II未満の機器では、従来の端子だけが使われる
UHS-III 624MB/s。対応する機器やカードがほとんどなく、普及は進んでいない
SD Express PCIeとNVMeを使う規格で、SDバスの規格との互換性はない。Nintendo Switch 2のmicroSD Expressカードなど

SD Expressのカードを、SD Expressに対応していないUHSの機器に入れると、UHS-II以上では動作せず、UHS-Iで動作して速度が大きく下がります。また、最大の転送速度は規格上の上限で、実際の速度は、カードと機器の組み合わせで変わります。

スピードクラス(最低保証速度)

バッファローは、最大の転送速度だけでは、動画撮影やアプリの実行に必要な性能を満たすか判断できないとして、最低限の速度を保証する規格を紹介しています。

表示 意味 最低保証速度
Class2・4・6・10 スピードクラス。SDインターフェース規格(UHSではない)で転送するときの最低保証速度 2・4・6・10MB/s
U1・U3 UHSスピードクラス。UHSバスで転送するときの最低保証速度 U1は10MB/s、U3は30MB/s
V6・V10・V30・V60・V90 ビデオスピードクラス。SDやUHSバスで転送するときの最低保証速度。動画撮影を基準にした規格(SD5.0) 6・10・30・60・90MB/s
E150〜E600 SD Expressスピードクラス。PCIeバスで転送するときの最低保証速度 150〜600MB/s
A1・A2 アプリケーションスピードクラス。スマートフォンなどでアプリを動かすための、ランダム・シーケンシャルの最低処理速度 A1:ランダムリード1500IOPS・ライト500IOPS。A2:ランダムリード4000IOPS・ライト2000IOPS(どちらもシーケンシャルは10MB/s)
  • 動画を撮る機器(アクションカメラ・ドライブレコーダー・ビデオカメラなど)は、連続して書き込む速度の下限が大切です。機器の取扱説明書が求める基準(たとえば「U3以上」「V30以上」)を確認します
  • スマホやタブレットのように、アプリや大量のファイルを入れて使う機器では、アプリケーションスピードクラス(A1・A2)の表示が目安になります

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寿命と使い方の注意

  • バッファローによると、SDカードの寿命は一般的に2〜5年程度と言われていますが、実用上はもう少し複雑です。カードはNANDフラッシュメモリーでデータを保存していて、書き換えの回数に制限があります(たとえば、広く流通しているTLCなら、1000回程度の書き換えでエラーが起きやすくなる)
  • ドライブレコーダーのように、容量がすべて埋まった状態でデータを上書きし続ける用途では、寿命が大幅に短くなることがあります
  • 使わずに保管しているだけでも、保存しているデータが消えてしまう可能性があります
  • CPRM(著作権保護機能)は、地デジ番組の録画データの持ち出しなどをする場合に必要です。最近のカードには、CPRMを載せていないものもあります(日本向けでは、非対応の場合、パッケージなどに表示が義務づけられています)

買う前の確認の順番

  1. 機器の取扱説明書で、使える容量の上限と規格(SDHC/SDXC)を確認する
  2. 機器が求めるスピードクラス(U3・V30など)を確認し、それ以上の表示のカードを選ぶ
  3. スマホ・タブレットで使うなら、A1/A2の表示も確認する
  4. SD Expressは、対応していない機器では高速にならないため、機器の対応を確認する
  5. 連続して書き込み続ける用途では、定期的な交換も前提にする

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まとめ

  • 容量の規格(SDHC・SDXCなど)とスピードの表示(UHS・Class・U・V・A)は別のもの。最大の転送速度より、最低保証速度が、動画撮影の目安になる
  • 下位の規格にしか対応していない機器では、上位の規格のカードが使えないことがある。機器の対応一覧で確認する
  • 寿命は一般に2〜5年程度と言われる。上書きし続ける用途では、さらに短くなることがある