CPUとマザーボードの組み合わせは、ソケット(CPUを差し込む形)とチップセットが合っていることが前提です。同じ大きさでも、ソケットが違えば使えません。たとえばIntelのCore Ultra(Series 2)はLGA1851ソケットで、LGA1700のマザーボードには使えません。AMDのRyzenは、AM5ソケットのボードなら、Ryzen 7000・8000・9000シリーズが組み合わせられます。
この記事では、AMDとIntelの公式ページをもとに、CPUとマザーボードの対応の見方と、買う前の確認点をまとめます。
(確認元:AMD「AMD ソケット AM5 チップセット」、Intel「LGA1851 and LGA1700 Socket Incompatibility」「Compatibility of Intel Core Ultra Desktop Processors (Series 2)」。確認日:2026年10月27日。Intelのページは、取得ツールの制限で本文の要点を取得して確認しました)
AMD:ソケットAM5のCPUとチップセット
- AMDの説明では、600および800シリーズのチップセットを搭載したすべてのソケットAM5マザーボードは、すべてのソケットAM5プロセッサと互換性があります。AM5ボードなら、Ryzen 7000・8000・9000シリーズのどれでも使えます
- ただし、600シリーズのボードにRyzen 8000・9000シリーズを搭載する場合は、BIOSアップデートが必要になる場合があります
- AM5のチップセットとして、AMDのページには、800シリーズのX870E・X870・B850・B840、600シリーズのX670E・X670・A620(A620A)などが並んでいます
| チップセットの例(AMDの表) | PCIeとストレージの仕様(一部) |
|---|---|
| X870E | プロセッサ直結のPCIeレーンは1×16または2×8(グラフィックスはPCIe 5.0)。NVMeはPCIe 5.0 x4+PCIe GPP 4レーン。SATAは最大8ポート |
| X870 | プロセッサ直結のPCIeレーンは1×16または2×8(グラフィックスはPCIe 5.0)。NVMeはPCIe 5.0 x4+PCIe GPP 4レーン。SATAは最大4ポート |
チップセットごとに、オーバークロック対応・USBの規格・PCIeレーン数などが違います。自分の使い方に合うかは、AMDのチップセットの比較表とマザーボードの仕様表で確認してください。
スポンサードサーチ
Intel:LGA1700とLGA1851は互換性がない
- IntelのCore Ultra デスクトッププロセッサー(Series 2)は、新しいLGA1851ソケットを使います
- LGA1851は、LGA1700と同じサイズ・寸法ですが、旧ソケットとの後方互換性はありません。Series 2を使うには、LGA1851専用に設計されたマザーボードが必要です
- Series 2は、新しいIntel 800シリーズのデスクトップチップセットと組み合わせます。700シリーズ・600シリーズのマザーボードでは使えません
- Series 2は、旧世代のプラットフォーム(Intel Coreデスクトッププロセッサーなど)と後方互換性がありません
- CPUクーラー:LGA1700のマウンティング穴はLGA1851と機械的に互換性があり、LGA1700用のクーラーをそのまま取り付けられると書かれています。ただし、熱的な互換性(冷却能力)の詳細は、クーラーのメーカーに確認するよう案内されています
買う前の確認の順番
- ソケットを合わせる:CPUの仕様ページのソケット名(AM5・LGA1851・LGA1700など)と、マザーボードのソケット名が同じか
- チップセットを確認する:マザーボードのチップセットが、そのCPUに対応しているか(IntelのCore Ultra(Series 2)は800シリーズ)
- BIOSのバージョンを確認する:古い世代のチップセットのボードに新しいCPUを載せる場合は、BIOSの更新が必要になることがあります。マザーボードメーカーの「対応CPUリスト」で、対応するBIOSのバージョンを確認します
- メモリの規格を確認する:マザーボードが対応するメモリの規格(DDR5など)に合うものを選ぶ
- CPUクーラーの対応ソケットを確認する:クーラーの対応ソケットに、使うソケット名が書かれているか
スポンサードサーチ
CPU・マザーボードの記事
当サイトでは、次のCPU・マザーボードを紹介しています。ソケットが違う組み合わせは使えないため、記事のタイトルや本文で確認できたソケットを( )に書きました。
- Ryzen 5 5500GT(AM4)
- Core Ultra 5 250K Plus(ソケットは商品ページで確認)
- Core i7 14700F(LGA1700)
- ASUS PRIME B550M-A(AM4対応マザーボード)
- MSI B650 GAMING PLUS WIFI(AM5)
- ASUS TUF GAMING B650E-PLUS WIFI(AM5)
- GIGABYTE X870E AORUS ELITE WIFI7(X870E=AM5向け)
SSDの規格はSSDの規格の見分け方、グラフィックボードの電源はグラフィックボードの電源の確認で説明しています。
まとめ
- CPUとマザーボードは、ソケットとチップセットが合っていることが前提。同じサイズでも、ソケットが違えば使えない(LGA1700とLGA1851)
- AMDのAM5は、600・800シリーズのボードと、Ryzen 7000・8000・9000シリーズが互換。600シリーズに8000・9000を載せるときは、BIOS更新が必要な場合がある
- IntelのCore Ultra(Series 2)はLGA1851と800シリーズ。700・600シリーズのボードでは使えない


