モニターで希望の解像度とリフレッシュレート(Hz)を出せるかは、パソコン側の出力端子・モニター側の入力端子・ケーブルの3つの規格が揃って決まります。たとえば、Dellの説明では、HDMI 2.0の4Kは60Hzまでで、4Kで120Hzにするには、HDMI 2.1かDisplayPort 1.4などが必要です。
この記事では、Dell・EIZOの公式サポートをもとに、端子ごとに出せる解像度の目安と、買う前に確認することをまとめます。数値はDellが示す、一般的な最大の目安です。実際に出せる解像度やHzは、パソコンやモニターの仕様によって変わるため、詳しくは機器の仕様で確認してください。
(確認元:Dellサポート「ビデオ ケーブルについて:どのケーブルが必要ですか」、EIZOサポート「モニターのDisplayPort/USB Type-Cに変換接続しましたが、画面が表示されない」。確認日:2026年10月27日。一部は、取得ツールの制限で本文の要点を取得して確認しました)
端子と規格ごとの目安
| 端子・規格 | 出せる解像度とHzの目安(Dellの説明) |
|---|---|
| HDMI 1.4 | 4K(3840×2160)を30Hzまで |
| HDMI 2.0 | 4Kを60Hzまで |
| HDMI 2.1 | 4Kを120Hzまで、または8Kを60Hzまで |
| DisplayPort 1.2 | 4Kを60Hzまで(一部の5Kモニターは、2本の接続を併用して60Hzの5K) |
| DisplayPort 1.3 | 4Kを120Hzまで、または5Kを60Hzまで。DSC(画質を落とさずにデータを縮小する機能)には非対応のため、8Kの60Hzは不可 |
| DisplayPort 1.4 | DSCなしで4Kを120Hzまで。DSCを使うと8Kを60Hzまで |
| USB-C(DisplayPort Altモード) | ポートがDisplayPort 1.4対応なら8Kを60Hzまで、DisplayPort 1.2対応なら4Kを60Hzまで |
| DVI | デュアルリンクでQHD(2560×1440)を60Hzまで、シングルリンクでWUXGA(1920×1200)を60Hzまで。映像のみで、音声は別のケーブルが必要 |
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解像度ごとの目安(Dellの推奨)
- 8K:DisplayPort 1.4(DSC対応)、HDMI 2.1、またはDisplayPort Altモード(1.4)対応のUSB-C
- 4K・5K:DisplayPort、HDMI 2.0以降、またはDisplayPort Altモード対応のUSB-C
- QHD:DisplayPort、HDMI、USB-C、またはDVIデュアルリンク
- フルHD以下:デジタル接続(USB-C・HDMI・DisplayPort・DVI)なら十分。VGAは、アナログ信号のため、同じ解像度でもデジタル接続より画像がぼやけます
用途別では、ノートパソコンはUSB-C(映像・データ・充電を1本で)、デスクトップやゲーミングはDisplayPort、テレビやゲーム機はHDMIが選ばれる、とDellは説明しています。同じ種類のポート同士を直接つなぐケーブルのほうが、アダプターを介するより信頼性が高いとされています。
USB-Cでモニターをつなぐ時の注意
- すべてのUSB-Cポートが映像出力に対応しているわけではありません。ポートの横に、DisplayPortまたはThunderboltのアイコンがあるかを確認します
- 見た目が同じでも、DisplayPort Altモードに対応していないポートがあります(Dell)
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HDMIからDisplayPortへの変換で映らない時
EIZOのFAQによると、コンピューターのHDMI出力を、モニターのDisplayPort/USB Type-Cへ変換接続すると、画面が表示されないことがあります。HDMIは信号の規格上、DisplayPort信号の出力に対応していないためです。
- コンピューターにHDMI以外の映像出力端子があれば、その端子を使います
- HDMIしかない場合、モニターにDVI端子があれば「HDMI→DVI変換」で表示できる可能性があります。ただし、対応する解像度は、シングルリンクDVIの1920×1200が上限です
- DVI端子もない場合は、USBディスプレイアダプタを使う方法があります
- 市販の変換ケーブルには、内部でHDMIからDisplayPortへ信号変換して接続できるものもあります。その場合は、「出力側HDMI→入力側DisplayPort」の方向で使えると明記されているかを確認します。EIZOは、推奨する変換製品を用意していません
映らない・ぼやける・ちらつく時の確認(Dell)
- ぼやける・フル解像度にならない:ケーブルのバージョンが、モニターのネイティブ解像度に対応しているか
- 「信号なし」:両端がしっかり接続されているか、パソコンの出力先が正しいディスプレイになっているか。別のケーブルも試す
- 映像は出るが音が出ない:DVIとVGAは音声を送れません。HDMI・DisplayPort・USB-Cに切り替える
- ちらつき・途切れ:接続の緩み、解像度とリフレッシュレートに対してケーブルが長すぎないか、ケーブルの傷。つなぎ直すか、短いケーブルを試す
- 4Kが30Hzでしか出ない:HDMI 1.4などの古いケーブルを使っている可能性があります。HDMI 2.0以降かDisplayPortを使う
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モニターを買う前の確認
- 使いたい解像度とリフレッシュレート(例:4K 120Hz)を決める
- パソコン(グラフィックボード)の出力端子の規格のバージョン(HDMI 2.0/2.1、DisplayPort 1.2/1.4など)を、パソコンの仕様で確認する
- モニターの入力端子の規格と、その端子で出せる解像度・Hzを、モニターの仕様で確認する(端子ごとに上限が違うことがあります)
- 付属のケーブルを使うか、規格に合ったケーブルを選ぶ
当サイトでは、次のモニターを紹介しています。
- IODATA ゲーミングモニター 24.5インチ EX-GD251UH
- ASUS モニター VY279HGR
- MSI QD-OLEDゲーミングモニター MAG271QP
- IODATA 27インチモニター EX-D272SA-F
- Pixio PS1S Wave White
- 4K QLED 23.8型モニター
グラフィックボードの出力と電源はグラフィックボードの電源の確認、Wi-Fiの規格はWi-Fi 6・6E・7の違いで説明しています。
まとめ
- 解像度とHzは、出力端子・入力端子・ケーブルの規格が揃って決まる。Dellの目安では、HDMI 2.0は4K 60Hzまで、4K 120HzにはHDMI 2.1かDisplayPort 1.4など
- USB-Cは、DisplayPort Altモードに対応したポートだけが映像を出せる
- HDMI出力から、DisplayPort入力のモニターへ変換すると、映らないことがある。映らない時は、別の端子や別のケーブルで切り分ける


