Bluetoothのイヤホン・ヘッドホンで音楽を聞くとき、音を送る方式がコーデックです。SBC・AAC・aptX・LDACなどの種類があり、送る側(スマホやパソコン)と受ける側(イヤホン)の両方が同じコーデックに対応しているときだけ、そのコーデックで通信できます。イヤホンがLDAC対応でも、スマホが対応していなければ、LDACでは聞けません。
この記事では、オーディオテクニカとソニーの公式ページをもとに、主なコーデックの違いと、対応を確認する方法をまとめます。音質の感じ方には個人差や環境による差があるため、ここでは仕様として確認できる点に絞ります。
(確認元:オーディオテクニカ「Bluetoothのコーデック」(Headphone Earphone Navi)、「Bluetoothコーデックの違いを徹底解説」(Always Listening)、ソニー「コーデックってなに?」「Bluetooth接続機器がどのコーデックで接続されているか確認したい」(最終更新2024年12月25日)。確認日:2026年10月27日)
コーデックとは
ソニーによると、コーデックは、Bluetooth接続で音声を無線で送るときの「音声圧縮変換方式」です。原音に近い音を送ろうとするとデータが大きくなるため、効率よく扱えるように圧縮します。オーディオテクニカは、送り側で圧縮した音声データが、受け側で展開されて音になる、と説明しています。
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主なコーデックの違い
| コーデック | 説明(オーディオテクニカ) | サンプリングレート/ビット深度 | ビットレート |
|---|---|---|---|
| SBC | Bluetooth機器が標準で使う音声圧縮技術。Bluetooth機器は必ず対応している | 48kHz/16bit | 328kbps |
| AAC | 主にiPhoneなどApple製品で使われる。SBCに比べ高音質とされる | 48kHz/16bit | 128〜256kbps(可変) |
| aptX | クアルコム社が開発。Androidスマートフォンなどで、機種によって使われている。CD音質同等の転送が可能とされる | 48kHz/16bit | 384kbps |
| aptX HD | CDを超えるリスニング体験を提供するとされる。aptXと下位互換性がある | 48kHz/24bit | 576kbps |
| aptX LL | 低遅延化のためのコーデック。動画を楽しむときに重宝される | 48kHz/16bit | 352kbps |
| aptX Adaptive | 高音質・低遅延・音切れへの強さを兼ねたコーデック | 48kHz/24bit | 280〜420kbps(可変) |
| LDAC | ソニーが開発。ハイレゾ音源も、Bluetoothでハイレゾ相当の音質で伝送できる技術 | 96kHz/24bit | 330/660/990kbps |
オーディオテクニカの解説記事は、最も基本的なSBCについて、多くの人に使われてきたため、改善が積み重ねられていて、伝送音質は見かけのレートよりずっと好ましいことが珍しくない、と説明しています。高品位なコーデックに対応した機器を選ぶのも、SBCの範囲でしっかり作られた製品を選ぶのも、どちらもよいとしています。
対応の確認方法
- イヤホン側:商品ページや取扱説明書の仕様の「対応コーデック」欄で確認します
- スマホ・パソコン側:取扱説明書やメーカーの仕様で、対応コーデックを確認します(ソニーも、お使いのスマートフォンの取扱説明書などで確認するよう案内しています)
- 両方が対応しているコーデックのうち、使いたいものを選びます。対応する機器の組み合わせによって、どのコーデックが選べるかが決まります
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接続中のコーデックの確認
- ソニーによると、ソニーのヘッドホンでは、「Sony | Sound Connect」(旧Headphones Connect)アプリの画面で、ヘッドホンの型名の下に、接続中のコーデックが表示されます
- 音楽再生の接続時のコーデックには、SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACなどがあります。お使いのヘッドセットがどれに対応しているかは、ヘルプガイドで確認します
- 実際に接続に使われるコーデックは、接続先の機器の仕様や設定によって変わります(ソニー)。両方が対応していても、接続先の機器の設定によって、別のコーデックが使われることがあります
イヤホンを選ぶ時
買う前に、自分のスマホが対応しているコーデックを確認し、それに対応するイヤホンを選びます。たとえば、AACは主にApple製品で使われると説明されているので、iPhoneで使うなら、AAC対応かどうかが目安になります。当サイトでは、次のようなイヤホン・ヘッドホンを紹介しています(記事のタイトルや本文に、対応コーデックが書かれている製品です)。
- UGREEN ヘッドホン(LDAC対応・ANC)
- EarFun Clip 2 イヤーカフ(LDAC対応)
- Soundcore C50i イヤーカフ(LDAC対応)
- Bluetooth 5.3 ネックバンドイヤホン(AACとSBCへの対応が書かれた記事)
イヤホンの防水の表記の見方は防水等級(IPX)の見方、スマホ側の充電はUSB-C・PD急速充電の見方で説明しています。
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まとめ
- コーデックは、Bluetoothで音声を送る圧縮方式。送る側と受ける側の両方が対応しているコーデックでだけ通信できる
- SBCは必ず対応している基本の方式。AACは主にApple製品、aptXは機種によってAndroid、LDACはソニー開発の方式
- 接続で選ばれるコーデックは、接続先の機器の仕様や設定で変わる。アプリなどで確認できる機種もある


