Windows の「ファイル履歴」は、ドキュメント・画像・ビデオ・デスクトップなどのファイルを、外付けドライブやネットワークの場所へ定期的に自動でバックアップし、以前のバージョンに戻せる機能です。一度設定すれば、手動でコピーし続ける必要がありません。誤って削除・上書きしたファイルを取り戻す備えになります。
この記事では、Microsoft のサポートページの手順にもとづいて、ファイル履歴の設定方法と、ファイルを復元する方法、使う時の注意点をまとめます。
(確認元:Microsoft サポート「ファイル履歴を使用したバックアップと復元」「回復ドライブ」。確認日:2026年10月6日。画面の表記は、Windows のバージョンによって違うことがあります。Microsoft のページには、Windows 10 のサポートが2025年10月14日に終了したことも書かれています)
ファイル履歴でバックアップされるもの
Microsoft のサポートページによると、ファイル履歴は、すべてのライブラリ(ドキュメント、画像、ビデオ、音楽などの既定のライブラリと、自分で作ったライブラリ)を自動的にバックアップします。ほかのフォルダーもバックアップしたい場合は、そのフォルダーをライブラリに追加します。
有効にすると、ファイルとフォルダーが継続的に監視され、外部ドライブまたはネットワークの場所へ、定期的にバックアップが作られます。
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ファイル履歴の設定方法
- バックアップ先の外部ドライブをパソコンにつなぐ(またはネットワークの場所を用意する)
- コントロール パネルの「システムとセキュリティ」で、ファイル履歴でファイルのバックアップ コピーを保存する項目を選ぶ
- 「オンにする」を選んで、ファイル履歴を有効にする
- 使いたいドライブが選ばれていない場合は、「ドライブの選択」から外部ドライブ(またはネットワークの場所)を選び、「OK」を選ぶ
- ほかのフォルダーも対象にしたい場合は、そのフォルダーを右クリックし、ライブラリに追加する
バックアップ先の外部ドライブは、パソコン本体とは別のドライブにします。同じドライブの中にコピーしても、ドライブが壊れた時に、両方が読めなくなるためです。
ファイルを復元する方法
- エクスプローラーで、ファイルやフォルダーを保存していた場所(フォルダー)を開く
- フォルダー名を右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選ぶ(ドライブの最上位にある場合は、ドライブを右クリック)
- 「以前のバージョン」タブに、復元できるバージョンの一覧が表示される。戻したい時点のものを選んで復元する
Microsoft のサポートページには、ライブラリに含まれるファイルを復元する場合は、ライブラリの中ではなく、実際に保存されている場所でファイルやフォルダーを右クリックするよう注記されています。
ファイル履歴を設定していなかった場合でも、ごみ箱や OneDrive の中に残っていることがあります。探す順番は、Windowsで削除したファイルを元に戻す方法|ごみ箱・OneDrive・バックアップの順で探すにまとめています。
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ファイル履歴と、ほかのバックアップ方法の違い
| 方法 | 守れるもの | 向く場面 |
|---|---|---|
| ファイル履歴 | 個人のファイル・フォルダー(以前のバージョンを含む) | 誤って削除・上書きしたファイルを戻したい |
| 回復ドライブ | Windows を再インストールするための、システムのファイル(個人用ファイルは含まれない) | Windows が起動しなくなった時に備えたい |
| システムの復元 | システム ファイル・設定・インストールされているプログラム | 更新やソフトのインストールの後の不調を戻したい |
Microsoft のサポートページでは、回復ドライブには個人用ファイルが含まれないため、個人データは、Windows バックアップやファイル履歴など別の方法でバックアップする必要があると説明しています。回復ドライブの作り方は、回復ドライブの作り方と使い方、システムの復元は、システムの復元の使い方で説明しています。
まとめ
- ファイル履歴は、ライブラリのファイルを、外付けドライブやネットワークの場所へ定期的に自動でバックアップする機能
- 設定は、コントロール パネルの「システムとセキュリティ」から有効にして、バックアップ先のドライブを選ぶ
- 復元は、保存していたフォルダーを右クリックし、「以前のバージョンの復元」から行う
- 回復ドライブには個人用ファイルが含まれないため、個人データはファイル履歴などで別にバックアップする

