Windowsで削除したファイルは、「ごみ箱」→「OneDrive」→「バックアップ(ファイル履歴)」→「Windows File Recovery」の順に探します。軽くて安全な方法から順に試すと、状態を悪くせずに戻せる可能性が高くなります。
この記事では、それぞれの探し方と、どの方法が使えるのかの見分け方、それでも見つからない時の考え方をまとめます。
(確認元:Microsoftの公式サポートページ「OneDrive ファイルを復元する」「ファイル履歴を使用したバックアップと復元」「Windows ファイル回復」、国内版Windows 11の画面の文字列。2026年10月2日に確認しました。画面の表記は、Windowsのバージョンで少し違うことがあります)
最初にやること:そのパソコンを使うのを減らす
ファイルを削除した直後は、新しいファイルを保存したり、ソフトを入れたりするのを控えてください。Microsoftの「Windows ファイル回復」のページにも、成功させるにはコンピューターの使用を最小限にするか避けるよう書かれています。使うほど、削除したファイルがあった場所に別のデータが書き込まれる可能性が高くなるためで、特にSSDでは復元が難しくなることがあります。
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まず試す方法:ごみ箱とOneDrive
方法1:ごみ箱から戻す
- デスクトップの「ごみ箱」を開きます
- 戻したいファイルを探します(ファイル名・削除した日時・元の場所で探せます)
- ファイルを右クリックして「元に戻す」を選びます
元の場所にファイルが戻ります。「ごみ箱を空にする」を実行すると、ごみ箱の中のファイルは完全に削除されます。
ごみ箱に見つからない場合は、ごみ箱に入らない削除だった可能性があります。たとえば、Shiftキーを押しながら削除した場合や、パソコンにつないだUSBメモリ・SDカードなどの外付けの機器から削除した場合は、ごみ箱に入らないことがあります。
方法2:OneDriveのごみ箱から戻す
削除したファイルがOneDriveで同期しているフォルダー(デスクトップやドキュメントなど)にあった場合は、OneDriveのごみ箱に残っている可能性があります。
- ブラウザーでonedrive.comにサインインします
- 左側のメニューで「ごみ箱」を選びます
- 戻したいファイルを選んで「復元」を押します
Microsoftの公式ページによると、復元できる期間は次のとおりです。
| アカウントの種類 | 復元できる期間 |
|---|---|
| 個人用アカウント | 過去30日以内に削除したファイル・フォルダー |
| 職場または学校のアカウント | 過去93日以内に削除したファイル・フォルダー(管理者が設定を変えていない場合) |
「OneDriveのごみ箱から完全に削除されたファイルやフォルダーは復元できません」とも書かれています。また、Microsoft 365の契約者は、ファイルの以前のバージョンの復元や、OneDrive全体を30日以内の時点に戻す機能も使えます。
バックアップと専用ツールで探す
方法3:ファイル履歴・以前のバージョンから戻す
外付けドライブなどに「ファイル履歴」のバックアップを取る設定を削除する前にしていた場合は、バックアップから戻せます。ファイル履歴は、初期状態ではオンになっていません。設定した覚えがなければ、この方法は使えません。
- エクスプローラーで、ファイルが入っていたフォルダーを開きます
- そのフォルダーを右クリックして「以前のバージョンの復元」を選びます
- 「以前のバージョン」の一覧から、ファイルが残っている時点のフォルダーを選んで復元します
ファイル履歴をまだ設定していない場合は、これからの備えとして、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から「ファイル履歴を使用してファイルのバックアップ コピーを保存する」を選び、「オンにする」を押します(外付けドライブまたはネットワーク上の場所をつなぐ必要があります)。
方法4:Windows File Recoveryで探す
ごみ箱・OneDrive・バックアップのどれにもない時の最後の手段として、Microsoftが提供する「Windows File Recovery」があります。Microsoft Storeからインストールして使う、コマンドで操作するアプリです。
公式のページで、次の点が示されています。
- Windows 11・Windows 10 が対象です
- 元のドライブと、回復したファイルの保存先のドライブは、別にする必要があります(同じドライブには回復できません)
- モードが2つあります。NTFSのドライブで削除してまもない場合は「通常モード(Regular)」、しばらく前に削除した場合・フォーマットした後・ディスクが壊れた場合は「広範モード(Extensive)」を使います。FATとexFATのドライブは広範モードです
コマンドの例は、公式のページでは次のように示されています(CドライブのドキュメントをEドライブへ回復する場合)。
winfr C: E: /regular /n \Users\ユーザー名\Documents\
コマンドの意味と使い方は、公式の手順を読んでから実行してください。コマンドの操作に慣れていない場合や、大事なファイルの場合は、無理に自分で進めない選択もあります。次の節を参照してください。
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それでも見つからない時
4つの方法で見つからない場合は、次の可能性があります。
- 削除してから時間がたち、別のデータで上書きされた
- SSDの仕組みにより、削除したデータが残っていない
- 保存していた機器(HDD・USBメモリ・SDカードなど)が故障している
機器の故障が疑われる場合(異音がする、認識されない、「フォーマットが必要」と表示される、など)は、自分で復元ソフトを何度も試すほど状態が悪くなることがあるため、早めに専門の窓口に相談してください。
削除に備えておくこと
- 大事なファイルはOneDriveなどのクラウドに保存する:削除しても30日(個人用)はごみ箱に残ります
- ファイル履歴をオンにしておく:外付けドライブをつないで設定する
- 大事なファイルは2か所に置く:パソコンとクラウド、パソコンと外付けドライブなど
エクセルやワードのファイルが壊れて開けない場合は、削除ではなくファイルの破損です。エクセル・ワードのファイルが壊れて開けない時|開いて修復の手順を見てください。
まとめ
- 削除した直後は、そのパソコンへの保存や新しいソフトの導入を控える
- ごみ箱 →「元に戻す」。見つからなければOneDriveのごみ箱(個人用は30日以内)
- ファイル履歴をオンにしていたなら「以前のバージョンの復元」
- 最後の手段が Windows File Recovery(元と別のドライブへ回復する)
- 機器の故障が疑われる場合は、自分で繰り返し試さず専門の窓口に相談する

