FXのDD方式とNDD方式の違いって?
FXトレードをやっていると「DD方式(ノミ業者)」や「NDD方式(インターバンク直結)」と言ったワードを聞くことは有りませんか?
DD方式とNDD方式の違いは?
DD方式とNDD方式どっちがいいのか?
DD方式とNDD方式は理解していなくともトレードする事は出来ます。
しかし、DD方式とNDD方式を理解しておけば国内FXと海外FXのスプレッドや手数料の違いについて深く理解する事が出来ます。
この機会にDD方式とNDD方式を学んでみてはいかがでしょうか。
スポンサードサーチ
DD方式とは
DD方式は「相対取引」「OTC取引」「MM方式」「ノミ取引」とも言われます。
DD方式の特徴は以下です。
稀にリクオートが発生する事が有る
国内FX会社の多くはDD方式
解説していきましょう。
オーダー(注文)はディーラーが介入している
DD方式ではトレーダーの注文は、FX業者自身が注文を約定させます。その後、FX業者自身が市場(インターバンク)に注文を流すかを判断していると言われています。
つまり、トレーダーの注文は実際には市場(インターバンク)に流されておらず、FX業者とトレーダーでの売買のやりとりになります。
この様にDD方式はトレーダー VS FX業者の様な構図になってしまいます。
取引量の多いプロトレーダーの中には、この不透明な構図を避ける為にNDD方式を選択する傾向が有ります。
稀にリクオートが発生する事が有る
DD方式では実際にトレーダーの注文は市場(インターバンク)に流されているかはわかりません。
例えば132.5円でトレーダーから買い注文を受けました。
FX業者は数秒後に市場(インターバンク)に注文を流そうとしましたが、レートが132.6円になってしまいました。
このまま買い注文を執行すると0.1円FX業者が損してしまいます。
そこで、トレーダーに132.5円で購入出来なかったとのと合わせて132.6円でなら注文出来る旨を伝えトレーダーの判断を仰ぎます。
こういった状況の事を「リクオート」と言います。
DD方式の場合は「トレーダーの利益=FX業者の利益」となりません。利益相反になります。
例えるなら、パチンコ屋とパチンコをする人(パチンカー)の関係に近いです。
パチンカーの勝ちはパチンコ屋の損になります。パチンコ屋の利益はパチンカーが玉やコインを買う事でのみ成立します。
DD方式もFX業者の利益はスプレッドや取引手数料で有って、トレーダーの利益はFX業者の損になってるケースが有るのです。
国内FX会社の多くはDD方式
DD方式には不透明な部分が多いのですが、国内FX会社の多くはDD方式を採用しています。
理由は以下です。
DD方式はFX会社が注文を約定してるのでスプレッド(手数料)を下げる事が出来る
FX会社にトレーダーより優秀なトレーダーが居ればその資金で利益の最大化を狙える
なのでDD方式だからといってFX会社がトレーダーを騙しているわけでは無いとのは知っておきましょう。
それでも信頼感の少ないDD方式のFX会社を利用するのが嫌なら、NDD方式のFX会社を利用しましょう。
私もメイン口座は海外FXです。まだ海外FX口座を持っていない方は下のリンクから口座開設してはいかがでしょうか。
NDD方式とは
NDD方式はDD方式とは真逆の注文方式です。
NDD方式の特徴は以下です。
トレーダーの利益はFX会社の利益
NDD方式はスプレッドに注意
海外FX会社の多くはNDD方式
順番に解説していきますね。
オーダー(注文)は直接インターバンクが約定
NDD方式の一番の特徴です。
NDD方式は、ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略称でFXのオーダーの約定方法です。
全てのNDD方式のFX会社の注文がリアルタイムに集まってここでオーダーの約定が行われています。
DD方式と異なってFX会社の介入が無いのでFX会社の思惑が介入しない公平性の高い注文方式です。
トレーダーの利益はFX会社の利益
NDD方式はDD方式と異なりFX会社がオーダーに介入する事は出来ません。
なのでDD方式の様なリクオートは発生しませんし、FX会社による意図的な注文操作は行われません。
NDD方式では、トレーダーが買っても負けてもFX会社はスプレッドや手数料を得る事が出来ます。
なので、トレーダーがトレードすればするだけ儲かります。
この様にNDD方式はトレーダーとFX会社がWIN-WINの関係となっています。
NDD方式はスプレッドに注意
NDD方式はインターバンク直結で透明性が非常に高く全てのトレーダーに喜ばれる方式ですが、DD方式と比べスプレッドが広くなる傾向が有ります。
NDD方式のFX会社の収益源はスプレッドと取引手数料のみです。
なので、トレーダーの負けを主な収益源としているDD方式のFX業者よりもスプレッドが広くなります。
それでも、透明性が非常に高いNDD方式のFX会社は人気なのです。
海外FX会社の多くはNDD方式
DD方式の解説で話しましたが、国内FXの多くは方式を採用しています。
もし、自分の大切な資金でトレードするなら透明性の高いNDD方式のFX会社を利用したいというなら、海外FXを選びましょう。
DD方式よりスプレッドが少し広くなりますが、デイトレードやスイングトレードで有れば許容できる範囲なので大丈夫です。
私もメイン口座は海外FXです。まだ海外FX口座を持っていない方は下のリンクから口座開設してはいかがでしょうか。