テスト概要
本記事では、Tri-Guard EAをUSDJPY(M15、2023.01.01〜2025.08.05)でフォワードテストした結果を徹底解説します。
Tri-Guard EAは、リスクコントロールを重視したロジックを搭載し、最大損失額やロット制御を柔軟に設定できる点が特徴です。
今回のテストではHF Markets(SV) Ltd.の口座環境を利用し、初期証拠金100,000 JPY・レバレッジ1:1000の条件で実施しました。
テスト期間中のUSDJPY相場は、2023年から2025年にかけて大きな上昇トレンドを背景に断続的なレンジ相場を挟む動きがありました。
特に日銀の政策変更や米国金利動向が強く影響し、EAにとっては順張り・逆張り両局面での耐性が試される期間となりました。
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パラメータ設定とその意味
パラメータ | 値 | 解説 |
---|---|---|
MaxLossJPY | 10000 | 1回の最大損失をJPYで制限するリスク管理機能 |
MinLots | 0.01 | 最小ロット設定。低リスク運用向け |
MaxLots | 0.1 | 最大ロット制御。過剰リスク防止 |
LotStep | 0.01 | ロット刻み幅。柔軟なロット増減が可能 |
RiskReward | 0.1 | リスクリワード設定。保守的な利確傾向 |
Slippage | 10 | 約定許容スリッページ。ボラ高時の執行に影響 |
MaxPositionPerSide | 1 | 同方向のポジション最大数。過剰エントリー回避 |
MagicNumber | 12345 | 識別用ID |
UseATR_TPSL | false | ATRベースのTP/SLは未使用 |
FixedTP_pips | 300 | 固定利確幅(大きめ設定で利大狙い) |
FixedSL_pips | 50 | 固定損切り幅(タイトに設定) |
BuyCooldownSec | 600 | 買いエントリー後のクールダウン(再エントリー防止) |
SellCooldownSec | 600 | 売りエントリー後のクールダウン |
MaxSpreadPips | 5.0 | 最大許容スプレッド。取引コスト抑制 |
PyramidSLMode | 3 | ピラミッディング時の損切り調整ロジック |
PyramidProfitPips | 50.0 | ピラミッディング時の利確幅 |
EntryStartHour | 2 | ロンドン前のアジア時間帯を回避 |
EntryEndHour | 22 | ニューヨーク終盤を回避 |
※TP・SLは「利大損小」を意識した設定で、勝率よりも損益比率に依存する戦略であることがわかります。
フォワードテスト結果と詳細分析
指標ごとの解説
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総損益 240,602 JPY
長期的には明確な右肩上がり。リスクリワード型EAらしい安定成長を示しています。 -
プロフィットファクター 1.52
損失1に対して利益1.52を獲得。安定性の指標としては実用圏内ですが、裁量トレーダーに比べるとやや控えめ。 -
勝率 24.49% と低め
固定TP=300pips・固定SL=50pipsという「利大損小」設定のため、トレードの4分の3は損切り。
しかし一部の大勝ちがトータルをプラスに押し上げています。 -
平均勝ち29,264 JPY vs 平均負け -6,240 JPY
典型的な損小利大の形。1回の勝ちで約5回分の負けを補填可能。 -
最大ドローダウン 26%
証拠金に対して許容範囲内だが、資金効率の観点ではやや大きめ。
大口運用時は注意が必要。 -
最大連敗14回
損切り回数が多いため精神的な負担は大きいが、ロジック的には想定内の挙動。
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市場環境との関連性
この期間のUSDJPYは、2023年にかけて強い上昇トレンド、その後は政策イベントを挟んだレンジ局面が多く見られました。
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トレンド局面 → 大きなTPに到達しやすく、勝ちトレードが一気に利益を押し上げる
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レンジ局面 → 小さな損切りが連続し、勝率低下・連敗リスクが顕著化
今回の結果では、レンジ期間中の連敗がDDを押し上げ、トレンド期に回復して資産曲線を上昇させた形です。
リスク管理の観点
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最大DD 26% → 個人投資家が許容できるかどうかは資金力次第。安全重視ならロットを抑えるべき。
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損切り幅50pips・TP300pips → 数学的に勝率2割でも利益が残るが、精神的に耐えられるかは別問題。
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取引回数98(約月3回ペース) → 頻度が低く、長期での資金拘束に耐えられる投資家向け。
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まとめと考察
強み
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「利大損小」で1勝が複数回の損失をカバー
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PF1.52・期待値+2,455 JPYと、統計的優位性が確認できる
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市場トレンド期に強く、資産曲線が右肩上がり
弱み
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勝率24%と低く、心理的ストレスが大きい
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最大DD26%はやや大きめで、資金効率の改善余地あり
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レンジ局面では連敗が続きやすい
総合所見
Tri-Guard EAは、「勝率の低さを許容できる投資家」に向いています。
裁量では難しい「淡々と損切りを繰り返し、大勝ちを狙う」スタイルを自動化する点に優位性があり、特に長期運用で安定したプラス収支を積み上げたい投資家に適しています。
EA導入のメリットと次の一歩
Tri-Guard EAを導入するメリットは以下の通りです。
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明確なリスクリワード設計に基づき、長期的に統計的優位を実現
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エントリーや損切りを自動化することで、裁量の感情的ミスを排除
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トレンド局面での利益獲得能力が高く、相場追従力に優れる
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