FXトレードにおけるATRの活用術：MT4での設定と使い方

FXトレード初心者必見！ATR（平均真のレンジ）とは？

FXトレード初心者の方に向けて、ATR（平均真のレンジ）について詳しく解説していきます。

ATRとは、Average True Rangeの略で、日々の価格変動の幅を示す指標の一つです。

ATRを使うことで、トレードの際のリスク管理やエントリータイミングの判断に役立ちます。

ATRは、過去n日間の価格変動幅の平均値を計算することで求められます。

価格変動が大きければATRの値も大きくなり、価格変動が小さければATRの値も小さくなります。

つまり、ATRが大きい通貨ペアは、価格変動が激しい傾向があると言えます。

ATRは、単体で使うこともできますが、主に以下のような用途で使われます。

トレードのエントリーポイントやストップロスの設定
ボラティリティ（価格変動の大きさ）の変化を把握するための指標として

スポンサードサーチ

ATR（平均真のレンジ）のメリットは、以下のようになります。

ATRは、通常の価格変動の範囲を示すことができるため、トレードのリスク管理に役立ちます。

例えば、ATRが大きい通貨ペアにおいては、ストップロスの設定を広めに取ることができます。

これにより、価格変動の幅を考慮したリスク管理ができるようになります。

ATRは、価格変動の大きさを示すため、エントリーポイントの判断にも役立ちます。

例えば、ATRが大きい通貨ペアでは、トレードのエントリーポイントを決める際に、より大きな利益を目指すことができます。

ATRは、ボラティリティの変化を把握するための指標としても使われます。

FXで成功するための鍵：ボラティリティの全てを解説

例えば、ある通貨ペアのATRが徐々に小さくなっている場合は、その通貨ペアの価格変動の幅が狭まっているということを示しています。

MT4でATRを使うことで、これらのメリットをより効果的に活用することができます。

MT4では、ATRを簡単に表示することができ、価格変動の幅をリアルタイムで把握することができます。

また、ATRをトレードのルールに組み込むことで、トレードの精度を高めることができます。

筆者おすすめのFX会社

MT4でATRを設定する方法は、以下の手順になります。

MT4を開き、チャートを表示する通貨ペアを選択します
上部メニューの「挿入」＞「インディケーター」内の「Average True Range」を選択します
「Average True Range Properties」ウィンドウが表示されます。ここで、ATRの設定を行います。
「Period」：ATRを計算する期間を指定します。一般的には、14日間が使われますが、好みに合わせて変更することもできます。
「MA Method」：ATRの平均値を計算する方法を指定します。一般的には、「Simple」が使われますが、好みに合わせて変更することもできます。
「Applied Price」：ATRの計算に使う価格を指定します。一般的には、「Close」が使われますが、好みに合わせて変更することもできます。
設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックして設定を反映します。
チャート上にATRが表示されます。
ATRは、通常、チャートの下部に表示されます。
表示されていない場合は、「挿入」＞「インディケーター」内の「Average True Range」を選択することで、再度表示することができます。

以上が、MT4でATRを設定する方法です。

ATRを使うことで、価格変動の幅を把握し、トレードのリスク管理やエントリーポイントの判断に役立てることができます。

MT4/MT5のメリットや評判について知りたい方はこちらをどうぞ。