Windows の「回復ドライブ」は、パソコンを元の状態に戻すために必要なシステムのファイルを、USB ドライブにバックアップしておくものです。Windows が起動しなくなった時や、ドライブを交換した時に、この USB ドライブから起動して Windows を再インストールできます。作るなら、パソコンが正常に動いている今のうちです。
この記事では、Microsoft のサポートページの手順にもとづいて、回復ドライブの作り方と使い方、注意点をまとめます。
(確認元:Microsoft サポート「回復ドライブ」。確認日:2026年10月6日。画面の表記は、Windows のバージョンによって違うことがあります)
回復ドライブに入るもの・入らないもの
| 入るもの(Microsoft の説明) | 入らないもの |
|---|---|
| 組み込みの Windows ファイル、作成時にインストールされていた更新プログラム、PC の製造元によるカスタマイズ | 個人用ファイル(ドキュメント・写真など) |
Microsoft のサポートページには、リカバリ メディアには個人用ファイルが含まれていないため、Windows バックアップやファイル履歴などの別の方法で、個人データを個別にバックアップする必要があると書かれています。ファイル履歴の設定方法は、ファイル履歴でバックアップする方法にまとめています。
また、最新の Windows の更新プログラムと機能強化を含めるため、リカバリ メディアを毎年作り直すことが推奨されています。
スポンサードサーチ
回復ドライブの作り方
準備するもの:空の USB ドライブ。作成の作業で、USB ドライブにすでに保存されているデータは消去されます。
- スタートメニューで「回復ドライブ」を検索して開く(コマンドの「recoverydrive.exe」でも開ける)
- 「システム ファイルを回復ドライブにバックアップする」が選ばれていることを確認し、「次へ」を選ぶ
- USB ドライブを接続して選び、「次へ」を選ぶ
- 「作成」を選ぶ。多くのファイルをコピーするため、時間がかかる場合がある
作った USB ドライブには、どのパソコンの回復ドライブか、作った日付をラベルなどで記録しておくと、いざという時に迷いません。Microsoft のサポートページでは、回復ドライブは、作成したデバイスの回復に使うものとして説明されています。
回復ドライブで Windows を再インストールする手順
- 回復ドライブ(USB ドライブ)から、パソコンを起動する。USB ドライブからの起動の方法は、メーカーによって違うため、パソコンのマニュアルを確認する
- Windows 回復環境(Windows RE)が読み込まれたら、「ドライブから回復する」を選ぶ
- 「ファイルの削除のみ行う」か「ドライブを完全にクリーンアップする」を選ぶ
- 「回復」を選んで、回復の処理を始める
再インストールは、パソコンの中のデータが消える操作です。実行する前に、ほかの方法(システムの復元など)で直らないかを確認してください。Windows が起動しない時の確認の順番は、Windowsが起動しない時の対処にまとめています。
スポンサードサーチ
注意点
- Microsoft のサポートページには、2024年4月9日のセキュリティ更新プログラムと失効ポリシーが適用されたパソコンで作成・使用された回復ドライブが、影響を受ける可能性があるという注記がある(詳細は、Microsoft のサポートページの関連情報で確認する)
- 暗号化(BitLocker)されたパソコンでは、回復の操作の途中で回復キーを求められる場合がある。BitLocker 回復キーの探し方を、先に確認しておく
- 自分で操作するのが不安な場合は、メーカーのサポートや、パソコンサポートのサービスに相談する方法もある
まとめ
- 回復ドライブは、Windows を元の状態に戻すためのシステムのファイルを、USB ドライブに保存したもの。個人用ファイルは含まれない
- スタートメニューで「回復ドライブ」を検索して開き、空の USB ドライブを選んで作成する(USB ドライブの中身は消える)
- Microsoft は、更新を反映するため、毎年作り直すことを推奨している
- 使う時は、USB ドライブから起動し、回復環境の「ドライブから回復する」を選ぶ

