エクセルのCOUNTIF関数使いこなせていますか?
エクセルの良く使う関数の一つで「COUNTIF」というのが有ります。
COUNTIFは色々な所で活躍する関数ですが、弱点が有ります。
その弱点とは、複数の条件を設定出来ないという所です。
COUNTIFを使って、複数の条件を設定したいと思っている人も多いと思います。
COUNTIFを使っているけど複数条件を追加出来ない
COUNTIFの応用で複数条件で絞り込めるエクセル関数を知りたい
この様な、エクセルの関数で複数条件を設定して絞り込みを行う方法の紹介となります。
スポンサードサーチ
COUNTIFS関数で複数条件出来れば幅が広がる
エクセルでCOUNTIFの様な条件で絞り込みを行った際に一致する値の数を表す関数で、複数条件を設定出来る関数は無いのか?というと有ります。
その関数は、COUNTIFS関数です。
COUNTIFSの具体的な使い方は、後ほど解説しますがCOUNTIFSはとっても役に立つ関数です。
複数の関数を組み合わせる必要が無くなる
これから紹介するCOUNTIFS関数は、理解出来ればとても役に立つ関数です。
他の関数と同様に組み合わせる事で更に便利に使う事が出来るので、まだ知らない人はこの機会に学んでみてはいかがでしょうか。
スッキリした数式でエクセルが軽くなる
今まで、COUNTIFSの存在を知らずに複数のCOUNT関数や他の関数で数式を実現していた人は、COUNTIFSを使う事でより簡潔な数式に置き換える事が出来るかもしれません。
簡潔な数式に置き換える事が出来れば、エクセルのファイル容量も小さくなるので、重たいエクセルもサクサク動くようになるかもしれません。
なので、興味が有る方はCOUNTIFS関数の使い方を学んでみてはいかがでしょうか。
COUNTIFS関数の基本と複数条件設定の方法
実際にCOUNTIFSの使い方を紹介します。
あわせて基本のCOUNTIFについても紹介していますので、あわせてどうぞ。
基本のCOUNTIF関数
はじめに、COUNTIFを復習しておきます。
COUNTIFは、範囲の中で指定した1つの検索条件に一致するセルの個数を返す関数です。
例えば、上記の様な表が有ったとします。
次に以下の様な条件に合うセルの個数を返したいとした時のCOUNTIFは右側となります。
- A列の中から\300の数を数える → =COUNTIF(D9:D15,”300″)
- BC列の中から\500の数を数える → =COUNTIF(E9:F15,”500″)
- ABC列の中から\1600の数を数える → =COUNTIF(D9:F15,”1600″)
これが、基本的なCOUNTIF関数の使い方でしたね。
COUNTIFは良く使われるので、殆どの人は理解出来ていると思います。
複数条件のCOUNTIFS関数
こちらが本題のCOUNTIFSの基本的な使い方です。
COUNTIFS は、COUNTIFSで使った範囲の中の検索条件を複数指定し、全ての条件に合致した行(横列)の数を返します。
例えば、上記の様な表が有ったとします。
次に以下の様な条件に合うセルの個数を返したいとします。
そうした時のCOUNTIFSは条件の下になります。
- 商品Aと商品Dが\500以上の行の数を数える
=COUNTIFS(E24:E31,”>=500″,H24:H31,”>=500″) - 商品Bが\1000以下で商品Cが\200以下で商品Fが\500以上の行の数を数える
=COUNTIFS(F24:F31,”<=1000″,G24:G31,”<=200″,J24:J31,”>=500″) - 大阪店で商品Aが\1000以下で商品Eが\500以上の行の数を数える
=COUNTIFS(D24:D31,”大阪店”,E24:E31,”<=1000″,I24:I31,”>=500″)
COUNTIFSはこの様にして使います。
もう少し理解が必要な場合は、実際に同じ表を作成して試してみてください。
COUNTIFS関数は条件が1つでも使える
ここで一つ情報なのですが、COUNTIFSを使う際に条件は2つ以上必須と思いがちですが、1つでも大丈夫です。
なので、まずは色々なケースでCOUNTIFSを使ってみて、使いこなせるように頑張ってください!
スポンサードサーチ
エクセルや関数は意外と奥が深い
おすすめのエクエル関数一覧
今回は、COUNTIFSについて紹介しました。
しかし、ご存知の通りエクセルの関数はまだまだ沢山有ります。
良く使われている関数をまとめましたので、興味が有る方はどうぞ。
あまり知られていないSUMIFSについては、こちら詳しく紹介しています。
エクセル関数をいち早く学びたいなら
まだまだ私たちの知らないエクセル関数は沢山有ります。
もっとエクセル関数について知りたい方は、こちらをどうぞ。